私が出産したのが2015年。その時点では専業主婦になろうとしていた私ですが、産後4か月で突如「仕事がしたい!」と思い始めました。仲のいいママ友もできて育児もかなり楽しんでいたのですが、おそらく仕事や勉強が「習慣」となっていたことが大きいと思います。18歳で日本を飛び出し、そこで自分がやりたいことに出会い、それを仕事にして東京で働くようになった私の「価値観」は、母親の時代のそれと変わってしまっていたのに、子育て=専業主婦の部分だけアップデートされないまま出産し、育児をスタート。変わってしまった価値観に気がついたのは、出産して育児をスタートしてからでした。

また、経済的に自立していないこと=旦那さんに頼らないと好きなところも好きなタイミングでもいけないのかも!と思ったら、自由に好きなことばかりしてきた私がその「自由」がなくなることへ違和感を感じ始めたのも事実。正直、これまで仕事は好きなことをして生きていきたいという意識が強く、もちろん0ではないですが仕事とお金とを結びつけて考えていなかったので(経験が増えればいづれ増えていくし、今の段階ではあまり執着しなくていいかなと)、経済的自立をしていたいというのは、結婚・妊娠・出産・育児というビッグなライフイベントを経て見えるようになった新しい価値観でした。

そこから、保育園と仕事を同時に探しながら、産後8か月の頃に個人事業主として自分で開催するレッスンを月1ペースでスタート。そして、娘が1歳1か月になるころには、個人事業の仕事と業務委託の仕事を並行してスタートすることにしました。

 

専業主婦だった母を見て育ち、周りにもロールモデルがいない状態だったので、子育てをしながら働くというのは未知の未知の未知でした。まずはネットで調べ、そこで発見した参考になりそうな本を読んで、オンラインサロンというものに人生で始めて入ってみたり・・・悩む代わりに模索しながら進むこと。試行錯誤しながら、トライアンドエラーで自分の進みたい方向を探していく。そんなイメージの2年間でした。そして、自分の中でも子供が3歳になるまでの2年間はバッファー期間として、いろんなことに試したりチャレンジしたりする期間としようとやってきました。

私は悩むことはほとんどなく、その代わりにとにかく必要な情報を得るタイプです。というのも、人間は「知ってることからしか選べないから」。可能性を広げるために、動き出す前には必ず膨大な調査(笑)をするようにしています。

 

そんな中、ワーキングマザーとなる前に布石となった本が2つあります。今日はその一つ、ハウスワイフ2.0について。(読んだものはもっとあるので、こちらでも紹介していきます)

 

1つ目はこれ↓(画像はAmazonリンクになっています)

アメリカの女性が書いた本。ハウスワイフ2.0=主婦2.0です。『キャリア女性の時代は終わった。』という帯の文字もなかなかインパクトがあります。アメリカでは2013年に出版され大論争になり、日本では2014年に出版されました。私が購入したのは2016年。

私は2011年までアメリカに留学していましたが、一般的な企業で働いていたわけでもないので働い方についてはあまり考えたことはなかったものの、学部の一番最後の授業で『女性の働き方』についての本(タイトルは覚えていない)を読んでレポートを書くという課題がありました。

「母親世代のバリキャリ女性の働き方」を見てきて(日本だと母親世代は専業主婦、という女性が多いかもしれないけれど、アメリカだと今の30-40代の母親世代の女性のバリキャリも多い。)の現代の女性が求めるものの違い、小池都知事が2015年くらいに使っていた「ガラスの天井」の話や夫婦間の「家事の割合」などが描かれている本で、結婚した後の生活なんて想像が全くできていなかった私にとっては、結婚後・育児をしながら働く女性はこんなに大変な日常を送っているのか!と衝撃的だったし、学生だったので正直なところ、そんな忙しい中で何に生きがいを感じるんだろうと思ってしまい・・女性として『働く』ということに初めて真摯に向き合った瞬間でした。そして、男性に紛れて働くことを決めていた私は、レポートを書きながら軽くパニックになったことを強く覚えています。「やりたいことも学部も決めてしまった今。今更そんなこと言われても、どうすればいいかわからないじゃん」と。(そして、いつかは結婚するだろうけど、いつ結婚したらいいんだろう(結婚するような彼氏はいなかったけど)・・・と途方にくれましたw)

それから(予想に反して)20代後半で結婚出産を経て。既に5-6年経っていましたが、課題で読んだその本の延長のような気持ちで読み始めたのがこのハウスワイフ2.0。「新しい働き方」がとても印象的で、さらにこの本からいろんな可能性をもらったとともに、19歳の頃の自分は未来にタイムスリップしてたんじゃないかと思うほど、当時漠然と抱いていた「将来の自分」と重なる部分が幾つかあって、一気に読み終えました。

 

そしてもう一冊はこちら(こちらも画像がアマゾンリンクになっています)

 

独身の頃に起業し、会社を経営する中で妊娠出産を3度経験してきた経沢香保子さん。私は経沢さんが以前の会社でご活躍されている頃には海外にいたからか、実はこの本で初めて出会いました。女性向けの本なのでとてもわかりやすく書かれているんですが、でも本質を見据えた本で、私の中のバイブルです。主婦にとって「会社」というと敷居が高い感じがするかもしれないけれど、どんな小さなビジネスをするのであっても、ビジネスである限りはこの本の中に書かれているような視点を常に持つべきだと思っています。2015年の秋に購入して、それ以来、辞書のように何度も何度も読み返した本です。

 

この2つの本は、女性としての働き方の幅を広げてくれ、正社員・時短という働き方もあるけど、それだけじゃない。女性のライフスタイルにあった働き方をしてもいいんじゃないか、と後押しをしてくれた本。どちらに共通するのも「ロールモデルがいない」ということ。きっと、女性の働き方はこれからの時代はさらに流動的になって行って、ロールモデルを探す女性もどんどん増えてくるんじゃないかなと思う。でも、ロールモデル探しに奮闘するのではなくて、ロールモデルを探したり情報収集しながら自分たちでどんどん開拓していくことが一番賢明な選択だと思う。どんなに大変な時期があっても子育てや育児は一生続くものじゃないから。(子供が3歳になって、やっとそんな余裕のある気持ちが芽生えてきましたが・・!)

迷っている方がいたら、ぜひ読んでみてください♡